服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

「地獄への道は菩薩がしく」

至言だなと思う言葉がある。『地獄への道は菩薩がしく』

たとえば。大きなことでは。国家などが結果的に戦争へと向かってしまったときに。

そこへと行ってしまう状況をつくるのが、善良な市民たちであったり。本来は平和を希求するが、弱かった政治家達だったり。知らないうちに、可哀想だとか思って、小さなことを許してしまった傍観者達だったり。

そういうことの喩えである。

そして実は、小さなことではたくさんある。仕事とか、日常生活とかで。いま、私は実感している。

ある人の気持ちや状況を理解してあげすぎて、公平でなくなってしまうことに、気がつかない共感力の高い人。

その人に良かれと思って何かをしてあげ、結果的にその人にとって良くはならないことをしてしまっている、情の深い人。

やることは良いことだが、その行動や情けのもたらす結果は、良くない方へと行きますよ、という忠告も耳に入らない。

何しろ、彼らは善良で、悪気はなく、その行為だけをとれば、良いことなのだから。

小さな法人でも、そのリーダーのもとには、こういうことが形を変えてたくさん集まる。

どうすればいいのか。