服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

「岩を割ったのは最後の一打ちではない。それまでのすべての殴打だ」

「石工が岩を割る。100回目までは岩は割れない。しかし101回目で二つに割れる。岩を割ったのは、最後の一打ちではない。それまでのすべての殴打だ」

本を読んでいたら、こんなことが書いてあった。

つまり。
この何十回やっても変わらないことも、101回目で変わることもあるのだ。そして、それは今やっていることの積み重ねの結果なのだ。

あるいは。
いま、99回目かも知れない。あと一回やってもダメなら、きりよく諦めよう。なんていうけど、その切りの良さは100回目で、ほんとうに切りのいいのはあと2回やって、からかもしれない。

石工の最後の一打ちは、それまでの100回の殴打だ。24回目も、56回目も、97回目も、切りの悪いすべての殴打だ。

いまの、私の、切りの悪い回数の殴打は、何打目なのだろう。