判断力と決断力は、異なる。
どちらかにする時。誰かにするとき。何らかを選ぶとき。
判断するには、あらゆる情報、判断を集める。あらゆる視点から考え、選択肢を拡げる。そしてどれかに決める。
しかし、決断というのは違う。判断材料も揃っていない時が多い。時には他に選択肢がない。場合によっては時間もない。でも決めなければならない。
決断には、勇気と力がいる。心の力がいる。
この方が良いと分かっていても、出来ないこともある。これはダメだと分かっていても、やると決めなければならないこともある。時がたって、あれは間違いだったとされるだろう、と予想できるときもある。
それでも決めなければならないのは、リーダーだ。
組織のトップ、リーダーには、判断力と決断力、両方が必要だ。
判断力のない人がリーダーになったら困る。決断力がない人が組織のトップになったら致命傷だ。
決断は瞬時。それまでの思考と経験、観察と知恵と。
そして、決めたら実行だ。
あとは、決めたことが正しかったことにするように、実行していくしかない。正しい決断になるように、実現、行動するのみだ。