四つの保育園を持っていると、四人のリーダーがいて、四人のナンバーツーがいることになる。
私自身、長く多様な仕事人生を送っていると、そのどちらも経験したことがある。
そしてこの数年は、何人ものリーダーつまり園長とナンバーツー・事務(長)を、探したり、採用したり、去られたりしたことがある。
このときの私の意識は「自分は組織のトップ」「園長は園のリーダー」だ。
さて昨日。一人のリーダーが去った。園長が辞めた。
年度の区切りを前にした中途半端な時期に辞めるのは、もちろん訳がある。
責任と決断がリーダーの仕事だが、それが出来なければ園長は務まらない。この方は、務まってきた。
ではなぜ?
今回のことで、もう一つ、考えた。
リーダーは、失敗や、失策、敗戦に耐えなければならない。非難中傷や批評を受けて立たなければならない。
メンバーがやった結果であろうと、ましてや自分がやったことなら。
人は、おだてや褒め言葉で、舞い上がって自分を見失なってはいけない。そして同じように、非難や批判で、ダダ下がりしてはいけないのだ。
評価の逆風に耐えなければならないのだ。
リーダーは、毀誉褒貶に耐えて、はじめてさらに大きくなる。