服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

「人は毀誉褒貶で試される」とはこの事か

四つの保育園を持っていると、四人のリーダーがいて、四人のナンバーツーがいることになる。

私自身、長く多様な仕事人生を送っていると、そのどちらも経験したことがある。

そしてこの数年は、何人ものリーダーつまり園長とナンバーツー・事務(長)を、探したり、採用したり、去られたりしたことがある。

このときの私の意識は「自分は組織のトップ」「園長は園のリーダー」だ。

さて昨日。一人のリーダーが去った。園長が辞めた。

年度の区切りを前にした中途半端な時期に辞めるのは、もちろん訳がある。

責任と決断がリーダーの仕事だが、それが出来なければ園長は務まらない。この方は、務まってきた。

ではなぜ?

今回のことで、もう一つ、考えた。

リーダーは、失敗や、失策、敗戦に耐えなければならない。非難中傷や批評を受けて立たなければならない。

メンバーがやった結果であろうと、ましてや自分がやったことなら。

人は、おだてや褒め言葉で、舞い上がって自分を見失なってはいけない。そして同じように、非難や批判で、ダダ下がりしてはいけないのだ。

評価の逆風に耐えなければならないのだ。

リーダーは、毀誉褒貶に耐えて、はじめてさらに大きくなる。