ほとんどの会社や組織でも、そこには、その相手があるはずだ。取引先というのではなく、お客様が。
B to Bでも、個人のお客さんを相手にする会社でも。
福祉企業でも、社会起業でも。
義務教育の学校でも、株式会社の学校でも。
制度ビジネスの団体でも、商売でも。
お金をいただく先、その人から直接頂かなくとも、その頂く元・原因になっている方。顧客だ。
ならば、その会社や組織の仕事の設計は、その相手の起点でつくるべきだ。
仕事や作業、何かの決定・判断の基準は、顧客の立場から、するべきだ。
最近の市役所は、以前より、ずっと、市民になっている。
だが、社員を“職員”と呼ぶような組織、つまり、自分達の組織は、そうなっているだろうか。
教師とか、保育士とか、教授とかが勤める組織は、つい“職員”起点になってしまうおそれがある。
我が組織は、その意識が薄れていないか、どうか。いま、自省している。