私論です。
身体には、重要な血液を回す血管で、動脈と静脈がある。
それに例えて。人材・人財には、動脈タイプと静脈タイプがいる。
そして社会や会社には、この動脈・静脈の2つのタイプの人財・人材が必要だ。
産業でも、動脈産業と静脈産業がある。例えば車産業でいえば、トヨタは動脈産業で、解体業者は静脈産業だ。
いまの世の中、どの産業分野でも、創りだし送りだす産業と、それを維持する、回収する、綺麗にする、地球に戻す産業がある。両方必要だ。
解体業者や清掃産業は、最も分かりやすく不可欠な、“静脈産業”だ。これが無ければ社会は成り立たない。
一つの会社・組織でいえば、生み出す・送り出すことが得意な人材と、維持し、上手に回収し、高止まりさせつつ返すのが、優秀な人材がいる。両方必用なのだ。
これは能力の高低ではなく、才能のありか・性格のタイプ・性質の向き不向き、だ。
それを、違うタイプの人間が、異なる部門や場所にいると、全く能力や才能が生かされないし、評価されない。
自分のタイプ、個性を見極めたほうがよい。
まれに、両方の能力が高いと見える人もいるかもしれないが。それは血管が太い、血流が多いタイプだ。静脈タイプでも、太くて、大血流を流す人間がいる。
とにかく。
自分にあった分野、業界、仕事に、行った方がよい。どっちが能力高いかではない。どっちが自分のタイプか、だ。