服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

人材を見つけたら、遠慮も恥も外聞も捨てよ。

3年前だったか。2年前だったか。

とにかく、私は当時、ヒトで悩んでいた。職員、人材、人財で、悩んでいた。苦しんでいた。そして強く祈っていた。

同時に私は、「君は巫女か?!」「沖縄の‥、‥ユタですか、あなたは」と言われるほどの変な人間だ。必ず見抜く。そんな自信かあった。

そこへ、ある日。ハローワークに頼んだ募集を見て、とある男性が、厨房の調理師の3人目の求人に、やってきた。調理師経験10年の人材だ。

しかし、面接した関係者は、全員が反対した。暗い。女性がいいのに。ダメだ。と。

意味がないのに、とにかくもう、ほぼ全員が大反対だった。

ところが私は、その人を、聡明、賢明、努力する人、そして使命ある人だと、思った。

私は、いきなり、そう閃いた。なにしろ、巫女は、自分でも自分の閃きをとめられない(笑)。そして、その時の閃きを、私はいま、最大最良の判断だったと、自分で自分を誉める。

私は、突然、こう言った。

「貴方ね。私はあなたを厨房としては、雇わない。断りをいれる。だけど、すぐに、今日、ハローワークに事務員の募集をかける。その気があるなら、すぐに、それを取って応募して、明日、来てちょうだい」と。

さて。

その人は、いま、もう、我が保育園グループ三園の事務局全体を担う、事務長だ。なくてはならない人材である。

我が保育園グループの拡大にしたがって、着実にその器と実力を広げ、かつ未来性を感じさせている。

良かった。あの時、この人を見つけて。あの時、この人を雇って。あの時、この人の潜在能力を見逃さないで。良かった。