服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

株式会社の作り方その3 決断の自由度から考える

私が設立して、いまきちんと成功している二つの一般社団法人は、始める時は株式会社との違いは感じなかったし、知らなかった。

だが、川崎に本拠を置く一社は始めから理事会設置の法人だ。お陰で、判断や決断が、創始者である私の思い通りに行かなかった。

理事会を開くたびに、創立の志しや、自分の理想や構想とは、かけ離れたものになっていくのを、とめられなかった。

だから沖縄の一般社団法人については、は、基礎が固まるまでは理事会無しで行くと決めていた。

お陰で、決断の方向性もスピードも、私の思い通りにいけた。構想にむけて、理想の保育園と法人をつくっていけた。株主社長の株式会社と何ら変わらなかった。

三園が成り立ち、落ち着いて、基礎ができてから、理事会を設置した。

当然、この後は関わる人が多くなるから、動きは鈍くなる。だが、いろんな意味で、より良くなる。おまけに、最初の数年の方向性つくりとパターンで、創立理事長である私の権限は絶大だ。(笑)

問題ないのだから、沖縄の法人を使って、次の展開や、新しい事業をしても良いはずだ。

だが、やはり、同じ線上に有るものや、同じ分野での展開はいいが、そうでないものは、やりにくい。決断や判断の、スピードは保てるが、方向性が異なることはできない。

そこで、カーブアウトを考えた。

そしてそれでもまだ、理事会なし一般社団法人か、それとも株式会社の形にするかで、揺れていた。