服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

起業家・経営者は、自分にしか運営できない組織や会社や施設をつくったら、ダメだ。

何かの本で、こんな意味の事を読んだ。

「信長、秀吉は天才だった。天才にしか出来ないことをやって、天才にしか作れない組織・会社をつくった。だが、それは天才にしか運営出来ないものだった。だから彼らが死ぬと、その組織はつぶれた。家康は、凡人だった。凡人が天才的に努力して工夫して、組織を作った。凡人でも運営できる組織にした。だから、250年続いた」

読んだ瞬間に、短絡的な私は、こう決意した。

よし、私は天才になろう。そうでなければ大学はできない。まず天才にならなければ、自分の理想とする大学は出来ない。

そして私は、凡人や優秀な人間が運営・経営できる組織や会社や法人と大学にしよう。

誰がやっても大学が100年安泰かつ上質で持ち続ける、その基盤のものを作ろう。

100年後は、次の時代の人に任せる。と。

それが6年前にした決意だ。

だから、今の法人と四つの保育園も、自分が運営・経営しようとは思わない。その使命と能力のある人を見つけて、渡すつもりだ。