私は、本当に運がいい。個人的に強運だし幸運だ。
自分の運の良さと強さに、感謝することが人生で何度もあった。
そしてある時、組織や団体を観察していて、気がついた。
リーダーの運の良し悪しは、そのグループ、チームまで及ぶ、と。
運の良い構成員が集まると、そのグループは全体的に運がいい。だが、リーダーひとりが運が良いだけで、充分、全部が強運になる。
そして、恐ろしいことに、リーダーを超えて“トップ”になったら。
そのトップの人間の運の強弱、良し悪しは、組織全体、会社の趨勢、団体の栄枯盛衰まで及び、左右する。
どんなに優秀な人が多くても、どんなに部門リーダーが運が良くとも、トップに福運がないと、大事なところで組織全体が失運する。
または、実力の割にはイマイチな組織になる。
そう思ったので、自分がリーダーの立場になった時、また小さくとも組織のトップになった今、運に関する様々な本を、読むようになった。
もちろん、トップとして研鑽する、知力をつくす、努力する。
その上で、否、その前に、トップとして福運をつける、トップとして幸運になる、トップとして強運になる。
そう決意している。