国が待機児童のためにとか、子どもの教育のために、2000億円を投資するというのなら。(概算要求を見て、そう判断した)
敢えて言いたい。その資金の大半を、保育士に投資すべきである。
まず、取り敢えず、給料を上げる。ちゃちな加算で済ませてはいけない。直接、賃金を払ってほしい。
次に、負荷を減らすための交代要員を雇用しやすいように、潜在保育士の掘り起こしと復帰のための資金に充ててほしい。
そして、現在やっている保育士の水準向上のための研修への資金投入。
だけど、もっと言いたい。保育士の教育そのものにも、資金を投入してほしい。
保育士の社会人力養成とか、教養力養成とか、その誇りを持ちたい思いにに応える教育や研修に、資金を投入してほしい。
たとえば保育の大学院は、今の日本にはない。(たぶん) 専門職といいながら、おかしいだろう。
敢えて先人の言葉を借りて言いたい。「最大の環境とは保育者である」
20年後の人間をつくるのは、今の保育士と保育園である。
20年後の人材を育てるのは、今の保育士と保育園である。
20年後の日本をつくるのは、今の保育士と保育園である。
今、ここにいくら投入するかで、20年後が決まる。そう思う。