服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

世の中には『静かな天才』がいる

世の中には、見るからに天才の人と、しみじみと天才性を感じさせる人がいる。

たとえば。NHKの朝ドラ。涙を流すことがある。ドラマは、大抵、画面の中の人物が泣けば、つられて見る方も泣くものだが。

だが、その仕掛けがなくとも、見ていて泣けてくる時がある。そういう時は「役者がうまいんだなあ」と思う。

そして。ああ、この人、天才だな。と思う。派手に分からない。天才、天才していない。「静かな天才」だ。

そして、時には、日常の中で、そんな「静かな天才」に出会う時がある。

見かけは天才ではない。場合によっては普通人。天才の概念には、入らない天才。

場と所が変わると、見えてくる天才。見いだし引き出す人がいると、輝き出す天才。時の巡り合わせで、発揮する天才。

でも、私がわに、その場や所を用意するものが、今はない。私がわに、それを引き出す巡り合わせが、ない。私がわに、それをする時間がない。

しかたないから、祈るのみだ。いつか発揮する場を見つけてくれ。誰か生かしてくれ。どこかチャンスに巡りあってくれ。と。