私は、いわゆる“戦略”ずきな人間だ。
この人生、戦略・戦術ずきを、フルに生かした(笑)
本棚には、同じ「孫子の兵法」でも、執筆者の違う数種類がある。
あと、ビジネス戦略本も、幾つものパターンの本を読む。今でも。
その戦略好きを、今は、仕事・事業、大学創立に、活用している。
だけど、若い頃に出会って感動した古典の中の「何の兵法よりも~」という一節を、常に真ん中に置いている。いや、最初と最後に、置いている。
実際、毎回、実感している。
戦略を考え尽くして、あれこれ戦術を実行して、手法をもって尽くす。
だが結局「精神と志が優れている方が、最終的には、どんな戦略も戦術も凌駕する」
そう思うようになった。
本当に、過ぎ去ってから見返すと、或いは違う世界に行った後に客観的に振り返って観察してみても、他人のそれを見ても、本当にそう思う。
どんな兵法も考えも尽くす。だが、その兵法を使いこなすのは、その精神だ。精神の力だ。何の為の兵法か、だ。