子どもは真似して大きくなる。本当に、子どもというのは、周りの真似をして、物事を覚えていく。
「親が言うことより、親がやることをする」というが、その通りだ。
保育園でも、保育者が言うことより、保育者のやることを真似している。また、月齢が上の友だちがやると、同じことをやる。
真似して歩けるようになり、真似して段差を越えようとし、真似してオムツを卒業し、真似して言葉を覚える。
保育園育ちの子は、成長が早いとか、言葉数が多い、などと言われるのは、このためだ。何しろ真似する見本が多いのだ。しかし、一番の見本は保育士だ。
だから、保育士は、善くないことをしては良くないのだ。拡大再生産の元にいるのが、保育士なのだ。