服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

「諦めろ。君の大変さなんて誰も理解できない」

飛行機から降りて、通常モードに戻したら、こんな風な意味の、メッセージが入っていた。少し前の私の悩みへの、先輩の答えだ。


諦めろ。誰も君を理解してくれない。誰も理解できないのだ。

電車をきれいに内装して良いように走らせている“苦労”をする者には、レールを敷設して電車を造った者の苦労なんて、大したことはないのだ。

出来たばかりの井戸水をどうやって汲み上げるか工夫して、使いやすいように“努力”した人間には、水脈を探して見つけてそして井戸を掘った者の大変さなんて、知りようがないのだ。

立ち上がったばかりの会社を、立派に軌道に乗せたつもりの人からすれば、業を起こした人間の凄まじさなんて、分からないのだ。

諦めろ。分かって貰おうなんて思うな。

君の苦労や大変さや凄まじさなんて、同じ場所にいるも者には、分からない。

君の苦労や大変さや凄まじさなんて、同じことをしたものにしか、分からないのだ。

諦めろ。その方がスッキリする。