最近、考える。
もしも。私に義務教育、学校という環境がなかったら、私はここまで育っただろうか。
たとえば私が、どんなに頭が良くても、学校という場がなかったら、私は学べない。本も読めない。頭の成長に限界がある。
たとえば私が、どんなに大家族で親戚も多くても、学校ほど多彩で多様な人達と触れあうことは、できない。人間理解に制限がある。
たとえば私に、音楽やスポーツの才能があっても、学校で触れなければ、発掘されないし伸ばせない。
家庭環境や地域環境による、成長の機会の無さを、義務教育という制度は、せめてうめてくれる。機会を並べてくれる。
義務教育ではないが、私が保育園やスクール、大学を創ろうとするなかには、「教育こそ貧困を救う一番の近道」という意識がある。