服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

国だって会社だって個人だって、上手な縮小・ダウンサイジングが必要な時がある

成長する・大きくなる・伸びる、というのは、大変なことだ。

それは常に“変わっていく”ということだから、それはそれは痛みが伴う。成長痛がある。歪みもでる。追い付かないこともある。

反対が起こる。批判が出る。非難が来る。それでも成長するから、許される。対応の遅さや、お粗末な手当ても、“成長”とあうそのものによって許容される。

それに対して、縮小する、ダウンサイジングする、または撤退する、というのは、難しい。

上手に、勇気を持ってやる必要がある。非難・批判も、無理解も、本能的な拒否もある。

7年前、ある事をきっかけに、私は生活を縮小した。そして前職から撤退した。

「ダウンサイジング」を合言葉に、マンションを売り払って賃貸に変わる。家具をほぼ全て捨てて二人暮らし使用にする。書籍・本も本箱7つ分処理した。思いでの品も段ボール一つにした。生活費も落とす。高価なモノも、全て売る、捨てる。保険も一つに絞る。

縮小は、勇気が必要だ。

けれど、あれをしたから、今の使命や目標に没頭できる。と思う。

あれをしたから、仕事の上でも、撤退や縮小が必要な時が分かると思う。

上手なダウンサイジング、上手な撤退は、次を開く。

国だって自治体だって、会社だって、組織だって、上手な縮小を選ぶ勇気が必要だ。