理由や内容は書けないが、いま、とあることで、管轄する保育園の一つに、かかっている。
保育を回しながら、シフトのなかで、参加できる職員の二人から数名ずつ、全職員に、私が説明会を行うのだ。たぶん複数日にわたるだろう。
話す内容に漏れがないように、バラけないように、話すことを原稿に書いておいて、それを読みながら話す。そして、質問を受けて、答える。そんな形だ。
今日が初日。説明を受けるために、やってくる職員の、最初の顔や瞳の様子は、様々だ。
説明を受ける姿勢も様々。質問も意見も、様々である。
こちらは、隠すことなく、しかし厳然と、事実と経過を説明する。
代表として私のやったことが正しいことを証明するための説明ではない。“情報の非対称性”をただすという心がけで行った説明だ。
本日分を終えて、帰る途中、同席した人から言われた。
「これって、いわゆる『情報の太閤検知』だよね」
??? なんじゃそれ。初めて聞いた。帰ってからググろう。とバスのなかで思った。