服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

6年越の、険難の坂を乗り越えたか

「ついに、大団円になったね」「ついに、すべてを回収したね」

「6年、よく頑張ったね。勝ったね」

数日前から、夫が、そんな言葉をかけてくれる。

そう。起業の多忙さにとりかかった頃から、一方で、この半年、様々なことがあった。

何で、同時に勃発するんだ。何で、次々と困難が発生するのだ、それでも丁寧に進めよう、と思っていた。

ガンガンと大石が落ちてくる険難の坂を、登る感覚だった。

これは、実は6年前、最初の事業、最初の保育園の時に、抱えた問題だった。根っこは、そこにあった。

私は、ここを創立して、開園式に参加して、そして、事情があって、そこを離れた。

それが、めぐり巡って、急にこの半年、この保育園に発生した課題に、向かい合うことになった。

起きる問題を解決するごとに、複雑に絡まった糸を解きほぐすごとに、落ちてくる大石に対処するごとに、物事は悪化しているようにも、良くなっていくようにも見えた。

しかし、たとえていえば、登りきったら、視界が大きく広がっている山の頂上だった、という喩えだ。まあまだ、かすみ雲がかかって頂上だけど景色は見えてない、という感じだけど(笑)

とにかく。

一昨日、創立した第一園目の卒園式と入園説明会に、参加した。「あ。私はここの園の式典に初めて参加した」とハッとした。

感無量だった。