大学や研究機関の教授や講師、研究者、院生の集まる会合に参加した。
研究分野や教育分野は、様々。理系、文系、医薬系、文理融合。また、研究どっぷりの人と、学術が中心、教育により軸足がある人と、様々。
その異分野の触発や創発で、価値を創出しようという、集まりだ。面白かった。
で、思ったことが2つ。面白いことと、深刻なこと。
まず。浮世離れした人(笑)の率が、高かった。
日中比の6つの大学にいた経験のある私は、こんな、頭の周辺だけ雲の中にいるのではないか、という印象の教授等に何度か出会ったことがある。
で、今回。久しぶりにそんな人達と邂逅した。(笑)
次に。
日本の大学は、講師として働く高学歴ワーキングプアで、支えられている。ということ。
特に、数ヶ所の大学の講師を掛け持ちして、生活を支えるだけが精一杯の、女性学術者が、多い。研究なんて出来ない。そんな時間はないし、研究室もない。
私は、似た立場の経験があるから、この立場の不条理さに気がつく。
また現在、経営の立場にある私としても、経営側の理由や言い分が分かる。
両方の立場と視点をもつ私だからこそ。
これは、一方の視点からだけでは解決できない社会構造的問題だと、認識する。
これは、解決すべき社会課題だと、認識できる。