「小なら策士で、中なら戦略家で、大なら大構想家」
とある人物の講話の、その場にいた人からの伝え聞きである。つまり又聞きだ。
その人物と、その組織の人間は、当時、凄い相手と戦っていた。
文脈から、意味は二つに取れたし、二つに取った。
一つ目の意味。
相手が小物なら策略を尽くして勝て、相手がましなやつなら相手よりも戦略家になって凌げ、相手が大きかったら構想の凄さ大きさで相手を越えろ。
二つ目の意味。
小物な人間なら、智恵をしぼっても策士でしかない。優れた人間が頭を使うと、戦略家と呼ばれる。大人物が思考を尽くすと、大構想家となる。
どちらにしても。
頭を使って、智恵を絞って、思いきり考えなければならない。