服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

2019-01-01から1年間の記事一覧

「誰のため」「何のため」を問いかける

問いが小さいと、答えが小さくなる 大きな問題は、大きな答えをだす。問いがあやふやだと、答えもデタラメだ。的確な問題設定は、ズバリとした解決法を導きだす。最初の問題の設定が、最後の成果を決める。問題を設定する、と言うのは簡単である。だが実際に…

保育士を社会に冠たる専門職にする

決意である。私のつくる大学に、四年制保育士学部、またはコースをつくる。そして、保育士を、社会に冠たる専門職にする。保育士という職業を、世間に誇れるプロフェッショナルにする。この数ヵ月、感じた、思った、考えた。 このAIの世紀に、生き残る職業、…

自分で閉じた未来を知らない人

自分で、自分の未来をシャットアウトしてしまう人がいる。誰のせいでもない。自分で、今後の選択肢を狭めてしまう人もいる。誰のせいでもない。もっと哀しいことに、自分で、自分の自由を閉じ込めてしまう人がいる。他人を責めてもしょうがない。自分のしわ…

舞台の真ん中に立ちながら舞台を拡げる

例えて言えば。いまの自分は、自分が作った舞台の真ん中に立っている。その中で、自分の役を演じている。そして、あろうことか、その舞台を拡げようともしているのだ。ややこしい。まずは、今の舞台に合わせて、舞台装置を自分で配置する。そうしながら、今…

はてさて、今度は園長である

訳あって、自分が設置した保育園の園長を、短期間だけど務めることになった。大変だ。 しかし、決意のために数分端座したら、ワクワクしている自分に気がついた。よく考えたら、自分が作りたい保育園が作れるのだ。自分が作りたい大学教育グループの、その小…

勝手に“ウチアタイ”する人

沖縄方言で“ウチアタイ”という単語がある。自分の心の内で思い当たる、という意味だ。 漢字だとおそらく“内当たい”と書くだろう。うちあたい。言っていることが当たっていてイタイの含意もある。例えば誰かが「この会社には、そっちゅう遅刻する人がいるって…

後手に回って、先手を打って

囲碁や将棋の話ではない。(笑)ここのところ、人事やスタッフ対応では、幾つか後手に回ってしまっている感があった。そして何故そうなのかが、分かった。起業と経営とは、フェーズが違う。そして、分野によってフェーズが変わる部分があるのだ。それに気がつ…

さて、新しい展開である

ただ今、沖縄。那覇市。フィリピン・セブから、とある男子が4泊5日でやって来た。というか、私が呼び寄せたののだけと。(笑)英語ナニーを沖縄に呼べないか、いや、こちらから何かできないか、いえ、こちらで何か手助けしてくれないか、それより、………。提携…

勝つと決めただけではない訓練と準備をしたのだ

ラグビーW杯。 勝利を決意することは、とても重要だ。勝つと決めなければ、なかなか勝てないものだ。たけど、最高峰の戦いでは、勝つという決意だけでは勝てない。その前に、戦って勝つと決めるだけの訓練と練習と準備をしている。大きな手を打つとか、必要…

誰にでもはっきり見えるものを提示すること

誰にでもはっきりと見えるものを提示することは、重要だ。 誰がでもはっきりと分かる形にすることは、大切だ。 誰でもしっかりと認識できるように具現化することは、重大だ。同時にそれは難しい。一番難しい。はっきりと見えるという状態は、見かけがシンプ…

動いてみたら分かるという

「動けば決まる。決めれば動く」一年ほど前に、とある大学理事長のスピーチで、聞いた言葉である。自分が動けば、物事は決まっていく。自身が決心、決断すれば、モノゴトは動いていく、開いていく。確かにこの一年、そうだった。その意識が薄れかけた一昨日…

分水嶺を行くがごとき毎日

何年か前に、中央分水嶺を歩くという、トレッキングをしたことがある。山の尾根を歩くのだが、ここに降った雨は、左右のどこに流れるかで、太平洋の海水となるか日本海の水となる。その分かれ目の、山の嶺の道である。分水嶺。凄い言葉じゃないか。運命とか…

いつもと違う空港ターミナル

いつもと違う道で帰る。いつもと違う時間のバスに乗る。いつもと違う駅で降りる。1日一回は初めてのことをする。‥‥‥。年を取らない方法とかなんとか、何かで読んだのに、そんなのがあった。こつは、マンネリを防ぐこと、意識的にコンフォートゾーンから出る…

機動性か確実さかで一般社団法人を選ぶ

私は二種類、三つの一般社団法人を設立し運営している。一般社団法人は二種類ある。 一つは理事会ありで監事を置く、一般社団法人である。目的と便宜供与が『公益』とは言えない、或いはまだ言えない、というだけである。様々な決定は、きちんと理事会でなさ…

焦るなとか、もうそんな時期ではない

焦るなとか。生き急いでないか、とか。もっと落ち着いて、とか。そういうことを言ってくれる方がいる。ご忠告ありがとう。でも。はっきり言う。 私はもうそんな年齢ではない。思春期ではない。青年でもない。若者ではない。焦らなくてどうする。急がなくてど…

誰のために狩りをする

「この仕事にしがみついて、我慢して、一生懸命働くのは、家族のために狩りをしているようなもの」テレビでそう言っているのを聞いた。すると、これまで私の夫は、私達家族の為に狩りをしていたことになる。そして、いま私は、沖縄の為に狩りをしていること…

「フィードバックが凡人を一流にする」ドラッカー

まずは、一流になろうよね。天才をめざすのは、その次でいいよ。まずは、一流をめざそうよね。変化しない才能よりは、成長する感性だよ。まずは、一流になってくれ。そうじゃなきゃあ、関わっている人が可哀想だよ。仕事が遅いのは能力の問題だけど、取りか…

動脈産業と静脈産業

とある経営者が、世の中には動脈産業と静脈産業がある、と言っていた。車で言えば。TOYOTAや日産なんかの、車を製造して売るのは、動脈産業。 廃棄車両を集めて、解体したり、部品を分別して、海外に売ったり、地球に優しく廃棄するのは、静脈産業とのこと。…

魔の川、死の谷、ダーウィンの海。

イノベーションな事業をしていれば、何らかのプロジェクトをしていれば、科学技術をしていれば、よくぶち当たること。それが、魔の川、死の谷、ダーウィンの海。保育園や大学や、その関連機関を創設するということは、これまで誰でもやっていること。それで…

また、ルビコンを渡らせる電話をかけた

今日また、ある若夫婦に、ルビコンを渡らせるかもしれない電話をかけた。いきなり、転機を迫るような電話を受けて、相手も驚くだろう。だが。どうしても沸き上がった想像の中には、彼らがいた。どうしても、思い描いた構想には、彼らが必要だと思った。そう…

なるほど「グラントライティング」

アメリカ大学生活10年の息子から聞いた。アメリカの大学では、わざわざお金を払って受講する学部のクラスで「グラントライティング」なるものがあるそうな。学者や研究者や学生が、その研究や勉学のための助成金等を取ってくる、それを学ぶ授業らしい。 助成…

湧いてきた。妄想が、空想が、想像が。

勇気を持って、あるものを手離した。そして、複雑な思いで、家族と喧嘩ばりの議論までして、寝た。 手放すとは喪失なのだから、普通ではいられないのだ。あたりまえだ。ところが。 朝、起きて、何やら話していたら、手放したために、ぽっかり空いた部分に、…

愚かな親は凄い、愚かな親は素晴らしい。

ある戦争の記録で、「子どもだけは助けてくれ」と嘆願し、無防備に銃に立ち向かって撃たれた親のことを、読んだ。テレビの番組で、病気の子どもに肝臓を移植するために、自分のそれを切って提供する父親を見た。私の知人で、子どもの食アレルギーのためにNGO…

あなたは頑張っている。自分を愛でてください。

涙がでたよ。あなたの今の姿に。もっと、自分を愛でていいよ。ここまでになった自分に。もうあなたはここのトップだから、誰もあなたを誉めたりしない。それはあなたが、皆より上の立場だから誉められないのであって、目上の人を目下が誉めるのはおかしいか…

財布は、遠いほど大きい

これは、私の一連の実行と学びの中で、発見したことだ。間違っているかもしれないが、少なくとも私はそう悟った。『財布は、遠いほど大きい』たとえば資金調達。融資や出資、寄付など、距離や関係が遠いほど額が大きくなる。たとえば助成金。市よりも県が、…

千の夜と千一の朝

あの夜から今日で千日。 あの朝から今日で千一日。夜にどんなに悔しくても、翌朝はどうにかなる。夜にどんなに八方塞がりでも、寝て起きたら、どうにかなっている。深夜にどんなにアイディアがなくとも、翌朝は閃いている。夜にどんなに辛くとも、翌朝は何か…

井の中の蛙は、聡明さを失う

どんなに賢い人でも、小さな世界で長く生きていると、その賢さを失う。どんなに聡明な人でも、自分の外の世界を知らないと、その聡明さが曇る。どんなに素晴らしい価値観でも、他のそれに触れたことがない、揺さぶられたことがないと、その価値観さえ価値が…

一つの問題、二つの解決、三つの課題。

毎回、沖縄に来る度に思う。沖縄のみらいっこ保育園は、すごい回転で、次々といろんなことが起こる、と。1日で1つの問題が起き、1日で2つの決定がなされ、一日で、3つの課題が浮かび上がる。そんな感じだ。波も、船が進まなければ、そう立たないだろう。 …

とある出来事、ある議員、とある陳情

本日、あることがあって、那覇市の某女性議員のところに、陳情に行った。朝から夕刻まで、様々な仕事が立て込んていたが、とにかく女性市議会議員に、興奮しながらまず電話で事情説明をした。那覇市に住んでいない私だが、那覇市で雇用を創出している。那覇…

自分だけが食べるアメ、仲間に厳しいムチを使ってないか

とある経営者本を読んで、考えた。アメとムチという言葉がある。 よく、経営者やリーダーが、従業員・雇用した者・フォロワーに対して、アメとムチを上手に使えと、いろんな本に書いてある。しかしその本には、もっと深いことが書いてあった。 自分だけが食…