服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

2021-01-01から1年間の記事一覧

パラ『人間の可能性への挑戦』は本当だ

毎日まいにち、パラリンピックのアスリート達に感動している。今日も、涙した。かつて、ロンドンパラリンピックの観客の合言葉で「スーパーパーソン達を見に行こう」とあった。その通りだ。誰よりもスーパーな人達だ。最近「パラリンピックは、人間の可能性…

一つは胸突き八丁、一つは慎重な着手

二つも自分推進のプロジェクトを抱えると、けっこう、大変である。一つは。 いよいよ終わりそう。上手く着地しそう。綺麗なフィニッシュを迎える時。 を何度も繰り返して、まだまだ決まらない、そんな胸突き八丁の段階である。もう一方は。 慎重に。ここが我…

「出来ない証明は、やってしかできない」

それ出来ない。それは難しい。絶対むりだ。 よく聞く言葉だ。私の浅くて、狭い経験では。 「それは出来ない」は、行政関係者と話してい、よく聞く。「それは難しい」を言う人は、その後によく、いかにも論理的な、いかにも冷静な、いかにも分析的な、言い分…

小さな希望と不満を積み重ね一つの大きなミッションに

記憶の中にいくつもある小さな意見「どうにかならないか」喉もと過ぎれば忘れるわずかな「何とかしなければ」次の出来事が起きたら一時は置いてしまう「こんなのおかしい」折に触れて沸き上がる小さな希望「こうだったらいいのに」「こうなればいいのに」あ…

『虚構大学』をとても小さく経験している

大学院の恩師が、教えてくれた小説『虚構大学』。なにげを装った、暗黙の指導である様々な思いで読んだ。読んでいて良かった。 なぜなら実は。その『虚構大学』で描かれた事態を、いま私は、保育園という小さな教育機関の設置で、経験している。大学の話を保…

今の私には、採用はまるで福袋

法人とか会社とかは、従業員を採用する。この約3年。沖縄の法人での採用は、私にとってはまるで“福袋”である。買って、袋を開けて見るまでは、分からない。良いのも、期待外れも、思いもよらないものも、とにかく分からない。福袋って不思議だ。中身が見え…

「今まで誰も思いつかず、やらなかったことでも君なら」

好きで尊敬する人から、LINEが来た。「今まで誰も思いつかず、やらなかったことでも、君は、やってのけることが出来る」しばらく眺めていた。何回か開いた。何度か読んだ。少し落ち込んでいたり。凹むことがあったり。行き場のない憤りを抱えていたり。 それ…

「社長の一番の仕事は資金繰り」

自分で起業をしようと決めたとき、たくさんの、いわゆる社長本や経営者本、起業本を、読んだ。いろいろ読んでいるうちに、どうやらこうらしい、とまとめたことがある。起業家の一番の仕事は「資源の発掘・開発」 事業家の一番の仕事は「資金調達」 社長の一…

植物に成長点があるように、組織にも成長点がある。

植物には成長点というものがある。そこが活発に細胞分裂を繰り返し、草木は成長する。そこが伸びないと大きくならない。他の部分は、ある意味、成長の結果である。で。さいきん、組織にも成長点があるなあ~と、思うようになった。そこは活発に細胞分裂を繰…

池江璃花子。あなたは泥沼に咲く蓮の花。

池江璃花子 あなたは、泥沼に咲く蓮の花このオリンピックは、まるで監視カメラ。 人々はいう。君はどう思う。あなたは誰の味方か。お前はそっちの意見か。このオリンピックは、まるでリトマス試験紙。 人々は顔を見合う。そっちを重視しているのか。あれが大…

実録・保育園工事の起工式

始めて、施主として起工式を行った。来年4月に沖縄県八重瀬町に開園予定の、東風平(こちんだ)みらいっこ保育園。 50年の定期借地権で、土地を借りた。更地に新築である。ならば、最初にやるべき行事がある。起工式だ。神式なら地鎮祭と言うらしい。これに地…

「手取り40万にも満たない薄給で」って。ええ?!

大学院関係の記事の、とあるコメントを読んで、ビックリした。ある地方の大学に勤める「主人は、手取り40万にも満たない薄給で、40まで働かせられ」とあった。いま、毎月、給料をあげる方になった私は、このコメントに動揺した。そんなに貰っているのか。そ…

起業に成功するコツはこれだ

起業と経営とは、違う。起業はスピード、経営は着実な階段登り。起業は、下りのエスカレーターを登って、上の階にいくようなもの。そのエスカレーターのスピードより、少しでも速くのぼるか、一気に次の階まで駈上るか、だ。どんなに頑張っても、エレベータ…

起業家に必要なのは勇気。勇気は能力。

起業して4年。さらに乳幼児教育の法人を立ち上げて3年、保育園を設置して2年。さらに三つ目の法人を設立して一年。間違いなく起業の段階である。経営者だったらどうか分からないが、企業家=アントレプレナーだったら、このスピードは当たり前である。たぶ…

ちむわさわさ~、ちむどんどん。

沖縄言葉で、良くも悪くも、心(気持ち)がざわつくことを、ちむわさわさ~、チムワサワサ~、という。そして、良くも悪くも、胸がドキドキすることを、ちむどんどん、チムドンドン、と言う。この2日、私は新園のための資金調達で、ちむわさわさ~、ちむどん…

県外研修として福岡一泊出張

一泊2日で、福岡県に行った。県外研修という出張。二人の保育士を含む四人での、某保育用品会社の九州拠点の大型遊具展示会に行くためだ。那覇空港で、一応結団式をした。4人でも皆の代表で行くのだ。それくらいしなくては。(笑)昼に出発して、福岡空港に…

実録・COVID-19のワクチン接種

住民票は川崎においたまま、沖縄那覇に単身赴任の人間が、新型コロナのワクチン接種を行う。とどうなるか。6月16日に、川崎市より接種券が、川崎の自宅事務所に来た。64歳以下18歳以上の人への接種券である。私は那覇、夫が通知を開いた。その頃、国の幾つか…

「正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義」

少し前、それぞれ、とある立場にある女性リーダーたちと、ズームで話をした。経営者だったり、議員だったり、博士だったり、NGO組織の地域リーダーだったり。それなのに、悩みが似ている。みな、似たような課題に直面している。そのとき、一人が、ある人の講…

経営が抱えている仕事は人間である

「私達の仕事が抱えているのは人間であるということ」テレビで聞いたヘアデザイナ-の言葉。その言葉を聞いて、はっとした。目から鱗が落ちた。そうだ。私の抱えている仕事も人間なんだ。もちろん、保育や教育という仕事自体が、抱えているものは明らかに人…

撤退をさらりと決めきれる経営者

昨日、“撤退”をさらりと決めた経営者を見た。すごい。冷静に、これはこれ以上進めても難しい、今は時期ではない、そう判断したことが分かる。しかも早いし、速い。かけたコスト、労力を気にしない。今後、急転直下、状況が変わっても、おそらく冷静に的確に…

この夢この構想に、何の必然性なんの将来性があるんですか

あなたが大学を創るという夢ですが。 何の必然性があるんですか。どんな現実性が有るんですか。そもそも大学に将来が有るんですか。あなたが、もっと保育園をつくるという構想。その将来性を考えましたか。現実的ではありませんよ。などと、よく言われる。先…

“悲哀”は人生の醍醐味のひとつ。

人は、誰にも悲哀がある。生きていれば、悲哀を感じるときがある。 私は、悲哀について、こう考える。まず、悲哀という名がぴったしの”感情”を認識することが、大事だ。寂しいのか、悲しいのか。辛いのか、嫌なのか。何故こうなるのだ、何が悪かったのだ。私…

その時の自分にはそれが精一杯だった

世の中で起きていることを見る時。それぞれの人が、それぞれ反応もをし、それぞれ考え方も、感想も違う。それぞれ、自分の信念や、経験や成果。おのれの誇るべきことや、反対にできたら隠したいこと。私は、人間だから完璧ではない。 だから。自分の未熟さで…

撤退と中止と手放しは、難しい。

撤退は難しく、止めるのは難しく、諦めるのは難しい。しかし、我は海の子、海洋民族の末裔。雲と風と波を見て、勇気をもって岸に引き返す。出向をやめる。「やめた」と高らかに宣言する。最近私は、とある「撤退」を決めた。笑わないでほしい。簿記検定二級…

思考・起業家と経営者は違う

起業家の本を読んで学ぶ。相当、勉強になる。同時に「私が教えられるの起業について。経営については経営者に聞いてくれ」と言われている気がする。先輩の経営者の話を聞く。相当、ためになる。同時に、「あ、起業の側面は起業家に教えて貰おう」と思う。つ…

「ママは頭が悪くて寝てるの」子どもの言葉の可愛さ。の

今は大人の息子が、子どもだったころのお話し。友人からの電話に息子が出た。「ママはどうしてる? 代わってくれる?」「ママは頭が悪くて寝てるの」「……頭が痛くて寝てるのね」そしていま、保育園で同じことや、似たようなことが、ままある。「あのね。ママ…

“経営者はつらいよ” だから、やるさ。

むかし「男はつらいよ」という映画があった。…見たことないが。それにしたがって、○○はつらいよ、という言い方がある。父親はつらいよ、外人はつらいよ、どなど。で、私も言ってみる。経営者はつらいよ。(笑)多分、経営者ならよくある経験だろう。今日私は、…

「創発的戦略」が得意です。って言うぞ。

これまで、戦略に関して誰かから問われて、冗談交じりに、こう答えることが多かった。 「走りながらでっち上げてます」「動きながらどうにかする戦略です」実際、「今はこれでいこう」「とにかくこれでやってみて、後から考えよう」「先ずはこの手でいこう」…

私の言うところの「グローバル思想」とは

質問にお答えして書く。 私の提唱する「グローバル思想」とは。「地球上の任意のどの一点でも、何らかの中心になり得る」地球は球体である。グローブである。ということは、地球そのものに、上下左右はない。球体を、くるくる左右斜め上下に、回してみてほし…

起業や経営は孤独な戦いだが、孤独でない。

よく言う。 経営者は孤独、起業家は孤独、リーダーは孤独、と。確かに。最大の責任は自分一人にかかり、誰も肩代わりできない。 それに。誰も全部は分かってくれないし、誰も分からない。 そして。自分の進む前には誰もいないし、横にもいない。決断するのは…