服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

どんな程度であれ、理不尽な態度に慣れてはいけない。それがハラスメントへの基本。

カスタマーハラスメントというのがある。

顧客や取り引き先や、共同事業等をしている相手からの、暴言や不当な欲求、悪口を言いふらせられ、等など。

法人のトップになって数年、今はもう分かる。だが最初の頃、私は、その事をまだよく分かっていなかった。

だから、共同事業をする相手の、理不尽な要求に、よく分からずに応じていた。

経験のある人なら分かると思うが、理不尽な態度や要求に、文句を言わずに応じていると、相手はどんどんつけあがり、エスカレートしていく。当たり前とおもうのだ。

だが、ある時に、法人のトップとして、その相手が、社員・職員に対して、乱暴な態度で理不尽な事をやったのを知って、愕然とした。

これはハラスメントだ。受けた社員は皆、怖がっている。これまで、なぜ分からなかったのだ。と。

私は社員を守らなければならない。そう思って考えたときに、その相手の「つけ上がり」を許してしまったのば、自分だ、と分かったのだ。

今では、自分だろうと、社員だろうと、友人だろうと、誰だろうと、私は言う。

「どんな程度であれ、理不尽な態度に慣れてはいけない」

「自分が我慢すればよい、というのを、自分にも他人にも、強いてはいけない」