服部智恵子の大学設立日記

どうやって大学をつくるか。ゼロからスタート大学設立同時進行日記

この約一年、思い通りに進まない、自身の必死の対策も迷走する、そんな案件を抱えていた。だがこれは「仏の払い、神の福音だったんですね」と言われる事なのか

経営者という職業の方や、何かを成した方は、同じような人に対して、有り難いことに、助言をしてくれる。 リーダーとしての誠実さや精神の部分。その能力や力量に関する方面。 そして意外に多い助言で、切っても切れない分野がある。それは、運とか、福運と…

劇的な達成感、それが生む「万能感」の怖さを、恐れよ

達成感を感じるのは、とても素晴らしいことだ。 歓喜、充実感、報われた感覚、これらは本当に凄い。 ただ、何事も過ぎると、困ることが起こる。 劇的な達成感を感得した人は、時に、暫く、満ちみちる「万能感」にとらわれることがある。 この「万能感」は怖…

「ふるえながらでも『一歩前に出る人』が『勇気ある人』である」という言葉を噛みしめる。

最近読んだ本に、こうあった。 「調べてみたら、アメリカンドリームの、成功した人とそうでない人の差は、ある時に『小さな勇気』を出したという、僅かなことだった」趣旨。 「『小さな勇気』が未来を大きく変えたのだ」と。 その本を読んで以来「毎日、毎回…

弥縫策(びほうさく)と抜本的対策の間には、何がある。見逃しと見逃さない、のあいだには何がある、

いま、私の前には、どうにかしなければならない問題、課題がある。 しかし、なにも私が、取り組まなくともよい問題だ。 むしろ、「余計なお世話だ」「君の出る幕ではない」と言われるかもしれないところの問題だ。 でも、では本当に、私は「It's Not My Busi…

前進や変化の手応えがなくとも、必ず良くなると信じている

物事は、すぐに変わるということはない。今を生きていて、そう思う。 同時に。 変化は、突然おとずれる。歴史を学んで、そう思う。 どっちも真実なのだ。 状況や時代は、悪化するばかりだ。現在を見ていて、よくそう思う。 同時に。 世界や時代は、結局はだ…

大人なんだから、自分のご機嫌くらい自分で取りなさいよ、責任をとる以前の問題です。

保育園をやってると、分かる。子どものご機嫌をとるのが、どれだけ大変か。 保育士はスキルがあり、一歩おいて自分の子どもじゃないし、チームでやってるので、どうにかやりきれる。 自分の子どもを育てていた時は、ご機嫌を取っている時に「もうっ。こっち…

評論家でも分析者でもなく、実行者になる難しさ

「以前より警鐘を鳴らしていた」とか。「何年も前に、予言・予想していたとか」とか。「勝因敗因を的確に分析する」とか。 それがどうしたと言いたいが、それは確かに難しいことだ。 だから、頭が良い人は、全力で鋭い評論家になる。冷静な人は、集中して、…

レジャーまたはエンタメとしての政治番組を、梯子する

公共政策アドバイザーというか、選挙プランナーというか、以前、そんなことをしていた。 もうすっかり、離れた。 もうすっかり、忘れた。 だけど。その関係で、総選挙が終わった後の、きのう今日、結構、楽しんだ。 ワインを飲みながら、選挙速報。 ワインを…

アアカデミックの世界では『健全な猜疑心』と『健全な野心』が必要だと思う。

子ども学会という学術学会がある。 年に一回は大会があり、今年のは9月に青森であった。来年度は秋田大学での開催が決まっている。 そして、もしかして再来年は、沖縄で開くかもしれない。 夫がその理事で、開催の名乗りをあげてしまったのだ。競合相手がが…

事業や経営においてのステルス進行の時期(?)だから、気分は多忙で、見かけは多動(笑)なだけ

何というか、経営でも運営でも、事業推進でも、見かけは静かで休んでいるようだ、というのがある。 私は、いま思考は多忙だ。構想とか、長い振り返りとか、整理とか。戦略を練るとか。それで調べものをするとか。 そうして誰か、ブレストのような対話で、SNS…

子ども学・科学技術・教養学部、何学部であれ、とにかく『哲学』つまりは『人間学』を基本とする

私が考えている沖縄グローバル大学は、3ガレッジまたは3学部の構成だ。 高度保育専門職大学、またはこども学部。科学技術専門職大学、または、科学技術学部。そして国際教養学部。 どちらにしても、沖縄グローバル大学に入った学生が、必須に学ぶべきは、…

誰も彼も「人生の伏線回収」をするときが来る。それは『使命』や『天命』なんだと覚ろう。

ここのところ、職員や誰かと1on1で話していて「ああ、これは、この人の、人生の伏線回収なんだな」と思うことが多々ある。 もちろん、自分もそうだが、他人のことは、もっとクリアにそう思うし、そう分かる。 そして、その話し相手は。 苦しかったこと、悔し…

『女の子とバケツのお話し』児童書のような絵本のような自著が、出版される

今度、本を出版することになる。 『女の子とバケツのお話し』という。児童書にはいるのかな。 実は、数年前に、手刷りで、大学創立のパンフレットをつくった。 その時に、童話のような、おとなの絵本のような、お話しを付けて、やはり手刷りで、最初に、友人…

保育と初等教育は、ハードな感情労働。バーンアウト対策が必要だ。

保育は、いわゆる感情労働だ。 園児を育て、保護者に相対し、同僚と力を合わせてやっていく。 これほど大変な、感情労働はない。 特に「保護者支援」という名の、保護者対応は、感情労働の最たるものだ。 最近、公立小学校の先生達が、バーンアウトして、辞…

一度、怒らずに自由闊達に「日本人」を再定義してみないか。人口問題もその他の課題解決にもそれが必要だ。

私は、結婚して三十代で、某名門大学に一般入試で合格し、通った。 卒業はしなかったが、妊娠出産や、通訳仕事、そして私事の関係で、休学を含めて8年在籍した。 その8年の学生生活で、何度も思い出す、何気ない講義での討論がある。 ある男子学生がスピー…

同じ線上でおきた危機が来て乗り越えた、3年前と一昨年と去年の、今ごろを思い出す

3年前、ひとつの保育園で、大きな危機が来た。 上階の某施設の水道管が、真夜中に破裂して、園全部が浸水災害となり、保育園存続が危ぶまれる事態だった。 現場も、この為の金銭的な面での、代表としての私は、地獄の苦しみだった。 乗り切った。 そして、…

まるで“追い詰められた”気分は、“突破”前の兆候だと信じよう

かつて、ゼロから1にした。 その時の、何というか、絶望感と確信、焦燥感と集中力、凝縮した辛さと希望のある苦闘。 それが“突破”というものだ。と捉えていたから、頑張れた。 始めに聞いていた、指針と忠告。 「0を1にするのが一番大変。1にさえしたら、…

ひとりで起業した時は嫌なこと苦手なことも全部やった。でも今は嫌なことはやるが苦手は手放す。

啓蒙本や人生本、ビジネス本では、「嫌なこと・苦手なこと」なことに対して、推奨する態度が、違う。 「立ち向かえ」派と「手放せ」派だ。 リーダー本や社長本も、同じように、二派に別れる。 「ボトルネックをつぶせ」派と「誰かに任せろ」派だ。 起業とは…

読書は、どんなに時間がかかっても、実はタイパでコスパである。

読書は、時間がかかる。 読書は過ぎた情報ばかりでる 知りたいことがあれば、スマホで情報を取った方が、早い。 知識を得たければ、スクールか、やはりインターネットだ。 では、なぜ読書するのか。 読書は、知恵を磨くためにする。読書は考える力を研くため…

孫正義の周辺人物が書く本を、Audibleで聞くと、まるで歴史戦略本(笑)

このところ、孫正義の側近だったとか参謀だったとか、そういう方の本を、何冊か読んだ。 で、耳でも学びたく、Audibleで聞き始めた。 そしたら、もう、楽しいの何のって。 まるで、三国志演義を、聞いているようだ。 まるで、戦略歴史もの講談を、聞いている…

人材、事業、資金で、順繰りに悩む

昔、経営の要素は、ヒト、モノ、カネと言っていた。 今は、経営のポイントは、人材、事業、資金という。 そして、経営者の思考や悩みは、その三点に絞られる、と。 ホントだ。実体験から、納得する。 いつも何かに悩むが、分類すると、この三点の、どれかだ…

ペテン師と詐欺師は、どう違うのか

以前いた、数名の職員の事で、何度も思い返し、考える。 今後二度と、人材や職員のことで、誤ることが無いようにしたい。との観点からである。 さて。 今や、その思考は、詐欺師とペテン師はどう違うか、というテーマにまでなった。(笑) 同じだろうか。同じ…

若さの“思いつき”は閃き、ある年齢のは思いつきは集積の結果

若い頃、新しい何かをしよう、とか、この事をこうしよう、とする時に。 前後の繋がりがのない結論や、飛んだ発想を出すことがある。 その時に、思いつきと反対されたり、我儘と言われたりする。 仕方ないから、これはインスパイアだとか、新鮮な閃きである(…

変な人と思わないでくれ、人からよく言われるのだ「あなたは巫女か」

先週、偶然にも2人から、言われた。同じ意味合いだ。 「あなたは、‥‥‥巫女さんですか」「怖い、‥‥なぜ分かるんですか」 だから〜。 ホントは、あなた自身が言っているんですよ。本当に、あなたが、全力で訴えているんですよ。 私は、それを言葉にして、返し…

「足りないのは人手、人材というより人手!」ある社長達の会話

ある社長が。 私のところは、そんな大きな会社じゃないからと、前置きてして 「でも、今はとにかく、人出が足りない。人材だなんて贅沢なことは言えない」 「応募したけど、半年たっても、来ない。ここは田舎だからかな」 「田舎だからじゃないよ。都会県で…

『虎に翼』芸術と芸能「これでいいのか」と「それでいいんです」の綱引き

「芸術は、あなたはこれでいいのかと、見るものを挑発し、芸能はあなたはそれでいいんですよと、肯定する」鴻上尚史 「芸術と芸能は、その綱引き」だと。 朝ドラの『虎に翼』。久しぶりに、見逃しも追った番組だ。 Facebook等で、立ち上がった、複数のスレッ…

先達とは、先にその景色を見ている人、先にその労苦を乗り越えた人

先達とは、歴史上の人だけを指さない。 先達とは、自分より年上の人だけを指さない。 この年になって、起業したり、新しい分野に入ったりすると、周りは先達だらけだ。 そこに年齢や立場や経歴は、関係ない。 毎回、頭(こうべ)を垂れる人ばかりだ。 皆、労…

つまりはメンタル!なんです人材の悩み。経営学の人的資源における「心理的資本」

経営者は、人材、事業、資金で、順繰りに悩む。ちなみに以前は、ヒト・モノ・カネと言っていた。 さて。 経営者になって、本当に、上りスパイラルのように、この3つの課題に直面する。 スパイラルと表現する理由は。 資金の課題は、桁が上がる。事業の課題は…

蒼蠅驥尾に伏して万里をわたる 司馬遷・史記

中国古典の一文は、その文化のうちにある、偉人や哲人、英雄や宗教家のあらわす文の、至るところに表れる。 初めて、鎌倉時代の日蓮の文に、これを見つけた時、深い意味までは分からなかった。 その後、偶然に出典を辿ったり、他の哲人の表現に出くわしたり…

『エフェクチュエーション』これこれ!「手持ちの手段から新しいゴールを‥‥」

サラ・サラスバシーの研究。 多くの起業成功者をリサーチした結果。 要約すると。 「優れた起業家は、目標を設定し、そこから逆算して計画を作成する逆算思考型ではなく、手持ちの手段から新しいゴールを発見して、自分をコントロールしながら、新たな未来を…