昨年の10月30日の朝、私は焦燥と不安の中にいた。
本来ならば内閣府企業主導型保育事業の合格不合格(認可=採択)の発表が有ってしかるべき日から、2ヶ月も音沙汰がなかったのだ。
昨年の10月30日の昼、私はまるで賭けのような資金繰りの中にいた。保育園設置の物件の契約を交わして多額の保証金等を支払ってから、それでもずっと家賃を払い続けていて、発表もないままその月末、もう尽き果てようとしていた。
それでも、かき集めて振り込んだ。
昨年の10月30日の夜、私は、ダブル採択W勝利の歓喜の中にいた。川崎と沖縄の保育園設置の認可(採択)が、次々と下りてきたのだ。
たった一日の中に、天国と地獄、不信と信用、焦燥と歓喜があった。
そして私は、10月30日を保育園設立記念日とすることにした。だから今後、四年制保育学部を設置したら、保育学部の創設記念日も10月30日になる。
2年後のこの日に、落成式か何かになるか知らないが、四年制保育学部のテープカットとの日になる。と決めた。